TAIMATSU株式会社は、この度、みずほ銀行、りそな銀行、日本政策金融公庫、北陸銀行、きらぼし銀行、京都信用金庫、群馬銀行、南都銀行、京都銀行、朝日信用金庫、城北信用金庫からのデットファイナンスにより、累計10億の資金調達を実施いたしました。
【資金調達の目的と今後の展望】
今回調達いたしました資金は、平常運転資金だけでなく、下記の取り組みに充当いたします。
1.「MUSASHI JAPAN」オフラインストアの拡大
現在8店舗を展開する「MUSASHI JAPAN」のオフラインストアを、21店舗に拡大いたします。 各店舗では、専門知識豊富なスタッフが、多言語でお客様の商品選びをサポートいたします。日本全国の観光地および商店街を盛り上げるため、そして訪日観光客に伝統工芸の素晴らしさを体感してもらうべく、店舗展開を進めてまいります。
2. 事業成長に伴うオフィス移転、および人員の拡充
急速な事業拡大に伴い、現在約110名の社員を2年以内に300名以上に拡大する計画に充当いたします。TAIMATSUの社員は世界35ヵ国から集結しており、9割が海外出身です。このグローバルな強みを持つ組織を成長させるため、採用を初めとした人員への投資を行います。 また、10月にオフィスの大規模な移転を予定しており、増床費用や設備投資にも充当させる所存です。
3. マーケティング費用
事業の成長を促進させるため、著名インフルエンサーの起用、世界190ヵ国以上へのWorld Wideな広告配信、各種オウンドメディアでの情報発信といった、マーケティング活動を積極化させてまいります。TAIMATSUの強みであるDXの力により、顧客の購買を喚起する多彩なCR展開を加速させます。
4. 新事業展開
現在2店舗を運営している妖怪をテーマとした日本酒バー「YOKAI JAPAN」、また、先月ローンチしたばかりの修行型体験施設「FUJI JAPAN」の店舗拡大、および顧客体験の向上に充当いたします。現在「FUJI JAPAN」では「MUSASHI JAPAN」の商品を使用した包丁研ぎ体験を展開していますが、今後も店舗数の拡大に併せ、様々な日本文化のアクティビティを展開していく予定です。未来へと続く新たな火種を作るため、更なる事業展開に投資いたします。
<みずほ銀行 池袋法人第一部部長 園田 和孝様からのコメント>
TAIMATSU様は、我々日本人が気付いていない日本の伝統工芸の魅力・可能性を最大限に引き出し、グローバルに発信されている価値創造企業です。メンバーの多様なバックグラウンドを背景とする卓越したマーケティングやアイディアにより創造されたサービスやプロダクトは、和包丁や日本酒の「モノ」から、包丁研ぎ体験の「コト」まで広がりを見せております。日本文化の良さを世界に広めたいという社長の思いや当社のMISSION、VISION、VALUEに対して、我々金融機関も共感し、今回ご資金を提供させて頂きました。
TAIMATSU様が世界に向け灯している松明の炎がさらに輝きを増すように、今後も精一杯お手伝いをさせて頂きたいと思います。
<CEO 王 威漢からのコメント>
この度、弊社の事業運営および今後の成長に向けて、複数の金融機関の皆様より多大なるご支援を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。
伝統は、変わらないものではなく、進化できるものです。 私たちTAIMATSUは、和包丁の「MUSASHI」という小さな炎からスタートし、いま、日本酒の「YOKAI」や修行体験の「FUJI」といった新たなテーマへと、その火を広げ始めています。 今回の資金調達により、より多くの仲間とともに、世界中の人々に“感動する伝統”を届けていきます。100年後にも残したい文化を、私たちの手で再設計していく。その旅は、まだ始まったばかりです。
今後も当社は、伝統工芸・文化資産を「再編集・価値化」する仕組みを構築し続けてまいります。 本調達を通じて強固な財務基盤と成長ドライバーを得たことで、より安定的かつ継続的な事業拡張が可能となりました。 引き続き、金融機関・投資家・地域社会の皆さまと共に、「日本文化の未来をつくる事業体」としての責任を果たしてまいります。