大手で安定した企業に入るという選択肢もありましたが、スタートアップには私が学べることがはるかに多いと感じました。スタートアップに参加する最大の利点のひとつは、経営陣と密接に働けることです。少人数の環境だからこそ、リーダー層と直接アイデアを共有し、協力する機会が多く生まれます。これは、会社運営を学びたいという別の理由にもつながっています。私の将来の目標は、自分自身で会社を立ち上げ、成功させることです。誰かがゼロから会社を築く姿を見ることで、経営の本質をより深く理解できます。スタートアップに参加することは、将来さまざまな働き方に挑戦するための扉を開いてくれる、私にとって最適な選択だと感じました。
チームが成長するにつれてメンバーの入れ替わりがあり、気づけば私はチームの中で古株の一人になっていました。それによって、入社当初にはなかった責任感が生まれました。私は部署と店舗マネージャーの間のコミュニケーション役や、トラブル対応の役割を任されるようになりました。さらに、部署内で相談されることも増え、締め切り前には頼られる存在にもなりました。これにより責任が増す一方で、インターンとして日々サポートするだけではなく、より高い基準で成果を出す必要があるというプレッシャーも感じるようになりました。
失敗は誰にでも起こります。失敗がなければ、私たちは成長しません。しかし大切なのは、失敗からどう立ち直り、どう成長するかです。印象に残っているのは、私が初めてチームリーダーになったときのことです。チームで最年少の一人で、しかもメンバーと仲が良かったため、間違いを指摘する立場になることに最初は違和感がありました。自分の意見をどう伝えるか、その線引きが難しかったのです。私は観察して学ぶタイプなので、先輩リーダーたちがどのように行動していたかを見て、良いと感じた部分を自分のスタイルに取り入れるようにしました。問題解決は、過去の出来事を振り返り、何が改善できたかを考えることから始まると思っています。これは新しいプロジェクトや業務にも応用でき、失敗するたびに新しい武器が増え、次に行き詰まったときに役立ちます。
型にはまらない生き方をしても大丈夫です。安全だと思う場所にとどまっていては、自分の可能性を広げることはできません。怖くても、不可能に思えても、自分に挑戦することで想像以上の学びが得られます。ぜひ既存の枠にとらわれず、より高いレベルを目指して自分の力を試してほしいと思います。